子どもの𠮟り方

子どもに物心がつき始める頃からが躾の大切な時期となります。古くは、子どもを叱るときに頭やお尻を叩くなどがよく見られていましたが、現在では、虐待に当たることから行き過ぎた体罰は家庭でも許されなくなりました。命に関わることには徹底的に厳しく叱る必要がありますが、その他については子どもが分かるように怒るのではなくきちんと叱ってあげなくてはなりません。アメリカでは、他人に迷惑をかけること、公衆道徳を乱すことに関しては厳しく躾をします。そのひとつの手法に「パブリックシェーミング」があり、子どもの悪事を公衆の面前で公表して恥をかかせることで、悪いことをしたら皆の笑い者になるという感覚を教えこむのだそうです。

最近、日本では公共の場で子どもが悪いことをすると「○○に怒られる」という言い方で直接叱ることを避ける親が増えていると言われています。子どもに悪いことをしたという自覚を持たせて反省させるのではなく、「怖いおじさんに怒られるから」などと、子どもに嫌われたくないがために、親の責任を果たさずに逃げてしまっているのです。子どもは成長とともにその意味を理解し、自分に真剣に向き合ってくれない親を信頼しなくなってしまうことでしょう。愛情を持ってきちんと叱ることは、とても大切なことです。